あなたの描いた植木鉢のチューリップには足が生えていて、大きなぎょろ目
二枚の大葉を手のようにパタパタさせて、大急ぎでどこかへ走って逃げていきました。
そんな世界もあるに違いないとあなたの傍らで信じていた日々
大きなお腹を得意げに撫でまわすので、そこには次の弟か妹が入っているのだろうと
あなたのお腹に耳を当てた日々。あなたは今も変わらず
「おじいちゃんの干支はタヌキ年」「この車の値段?50円だよ」と孫たちにニッコリ教えている
かたぐるま
天井までたかいたかい
仰向けになって足の裏でお腹を支えるヒコーキ、ヒコーキ
小さな子供たちはあなたが大好き
お父さん,今もあなたを想うと
あなたが作ってくれたゴム動力のプロペラ飛行機のように
心は青空に向かって飛んでいきます
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