□ Reggae One
GoogleFontsで見つけたフォント。藤野光樹の詩「八百屋のおじさん」で表示しました。
□ Noto Serif JP
GoogleFontsの素晴らしい日本語セリフ体だと思います。カーブが上品で素敵です。
真面目な文章に向いていると思い、庄野 薫「進学校での勉強法」を抜粋して、本と同じように縦書きで表示しました。
□ NewTegomin
GoogleFontsの中で、良い意味「渋み」のある字体だと思いました。けれども、この字体に合う文章は?と考えましたが、すぐのには思いつかず、一晩寝て、漢文に合いそうだと気づきました。
古い「論語」を引っ張り出して、思いついた箇所を掲載しました。旧字体の「踰える」がちゃんと素敵に表示されていて、やはり、この字体は、漢文にふさわしかった!と嬉しくなりました。
□ Hachi Maru Pop
丸文字への憧れのようなものがありました。丸文字のかわいい、でも、ぶれない自己主張。
百人一首とはまるで相容れないような感じでしたが、「恋の歌」を集めて書いてみると、結構似合っています。恋心はもともとカワイイ💗
8/12 □ A-OTF リュウミン Pr6N
モリサワのリュウミンというフォントは、書籍に人気の書体でした。恩師の本の書体が気に入って、編集者の友人に見てもらったところ「リュウミン」でした。
でも、リュウミンも色々あるようです。
webでは、ゴチック体(サンセリフ)がよく使われますが、筆のはねや払いの跡を連想させるセリフ体
には、温かみが感じられます。藤野光樹短篇「北国の仙人」縦書きで表示しました。
□ TA-rb0925 Regularと秀英体
Adobeで見つけたフォント。藤野光樹の詩「父さん」で表示しました。地の文は
DNP秀英4号かな、です。
□districtregular & arbutusslab-regular
FontSquirrelで見つけたインパクトのある英文フォント。
ちょっと怖い感じもあるので、Lafcadio Hearn(小泉八雲)の『怪談』より「耳なし芳一」の英語原文を表示しました。
□同一文章を、ボタン・クリックで4種類のフォントに変更
夏目漱石『草枕』冒頭、同一文章を、4種類のフォントで比較できます。
文字がページになったときの印象の違いをご覧ください。
□ ✏️私の文章で試してみましょう!-横書きー✏️
入力した文章を、7種類の文字に変換表示できるコーナーです。
□ ✏️私の文章で試してみましょう!-たて書きー✏️
四六判は、かつて多くの和文単行本に使われていました。
持ちやすさから、現在も、句集や歌集に見かけられます。このような本では、「はね」や「はらい」の筆跡が感じられるセリフ体の文字を多く見ます。この「はね」や「はらい」の違いが、文字の個性を作っています。
「Noto」、「秀英」体、「リュウミン」という代表的な日本語セリフ体を揃えましたので、拡大して(36pt)して違いをご覧ください。比べれば、一字一字に、フォントデザイナーの個性と心意気が感じられ、
文字選びが楽しくなると思います。😊
なお、表示に使用した文例・イラスト・写真の著作権は、は制作者が有しています。
(著作権の存在しない百人一首、論語、「草枕」及び、"KWAIDAN"以外)