面白Fonts館


題字にマウスを乗せてみてください😊

 

ごあいさつ

「面白フォント館」へようこそ。
研究テーマ「Web Fonts」の総まとめとして、この「面白フォント館」を制作しました。
Web Fontsの仕組みや導入方法については、こちらのリンクをご覧ください。このページでは実際の導入事例をご紹介します。
取り上げたフォントは、わずか7種ですが、ネットを検索すれば、このページの「見本」のような形で何万種類と提供されていることがわかります。
もちろん、字体をあまり気にしない方もいるでしょう。「文字の形より、書かれている内容が大切」ということで。
けれども、このコーナーで実際に、文の内容によって字体を変えたり、同じ文章を 字体を変えて表現したりすることで、文の印象や興味が違ってくることを実感していただけると思います。 最初に、「見本」のコーナーで、実際のフォント見本がどのような形で提供されているか、その一例をご覧ください。
次に、「フォントと詩文のページ」コーナーで、それぞれの文字を文章と一緒に味わってください。横書きと縦書きの違いでも、印象は変わります。
このコーナーの最後の章「私の文章で試してみよう!」では、ご自分の気に入った文章を入力してみてください。
Web Fonts のおかげで、今、私たちは、持っているパソコンのフォントにかかわらず、さまざまなフォントを利用できるという環境になっています。  この「面白フォント館」で、楽しみながら実感して頂ければ幸いです。

*なお、このページはPWAに対応しています。[・・・]マーク(Googleは右上縦、エッヂは右上横など)をクリックし、「ショートカットを作成」すれば
デスクトップに家のアイコンが表示され、簡単にアプリを利用できます。       

 フォントの見本ー外部提供サイトにリンクしています。

 (クリックしてご覧ください )

Noto Serif JP          Reggae One                           New Tegomin
Hachi Maru Pop      A-OTF リュウミン Pr6N           TA-rb0925 Regular

フォントと詩文のページ
(クリックして,実際にレイアウトされたものをご覧ください)

□ Reggae One 
GoogleFontsで見つけたフォント。藤野光樹の詩「八百屋のおじさん」で表示しました。

□ Noto Serif JP
GoogleFontsの素晴らしい日本語セリフ体だと思います。カーブが上品で素敵です。
真面目な文章に向いていると思い、庄野 薫「進学校での勉強法」を抜粋して、本と同じように縦書きで表示しました。

□ NewTegomin 
GoogleFontsの中で、良い意味「渋み」のある字体だと思いました。けれども、この字体に合う文章は?と考えましたが、すぐのには思いつかず、一晩寝て、漢文に合いそうだと気づきました。 古い「論語」を引っ張り出して、思いついた箇所を掲載しました。旧字体の「踰える」がちゃんと素敵に表示されていて、やはり、この字体は、漢文にふさわしかった!と嬉しくなりました。

□ Hachi Maru Pop
丸文字への憧れのようなものがありました。丸文字のかわいい、でも、ぶれない自己主張。
百人一首とはまるで相容れないような感じでしたが、「恋の歌」を集めて書いてみると、結構似合っています。恋心はもともとカワイイ💗

8/12 □ A-OTF リュウミン Pr6N
モリサワのリュウミンというフォントは、書籍に人気の書体でした。恩師の本の書体が気に入って、編集者の友人に見てもらったところ「リュウミン」でした。
でも、リュウミンも色々あるようです。
webでは、ゴチック体(サンセリフ)がよく使われますが、筆のはねや払いの跡を連想させるセリフ体 には、温かみが感じられます。藤野光樹短篇「北国の仙人」縦書きで表示しました。

□ TA-rb0925 Regularと秀英体
Adobeで見つけたフォント。藤野光樹の詩「父さん」で表示しました。地の文は DNP秀英4号かな、です。

□districtregular & arbutusslab-regular
FontSquirrelで見つけたインパクトのある英文フォント。 ちょっと怖い感じもあるので、Lafcadio Hearn(小泉八雲)の『怪談』より「耳なし芳一」の英語原文を表示しました。

□同一文章を、ボタン・クリックで4種類のフォントに変更 
夏目漱石『草枕』冒頭、同一文章を、4種類のフォントで比較できます。 文字がページになったときの印象の違いをご覧ください。

□ ✏️私の文章で試してみましょう!-横書きー✏️
入力した文章を、7種類の文字に変換表示できるコーナーです。

□ ✏️私の文章で試してみましょう!-たて書きー✏️
四六判は、かつて多くの和文単行本に使われていました。 持ちやすさから、現在も、句集や歌集に見かけられます。このような本では、「はね」や「はらい」の筆跡が感じられるセリフ体の文字を多く見ます。この「はね」や「はらい」の違いが、文字の個性を作っています。 「Noto」、「秀英」体、「リュウミン」という代表的な日本語セリフ体を揃えましたので、拡大して(36pt)して違いをご覧ください。比べれば、一字一字に、フォントデザイナーの個性と心意気が感じられ、 文字選びが楽しくなると思います。😊

なお、表示に使用した文例・イラスト・写真の著作権は、は制作者が有しています。
(著作権の存在しない百人一首、論語、「草枕」及び、"KWAIDAN"以外)